コンセプトはただひとつ。「自分たちの居場所は、自分たちで勝手に作る」。



ktgohanと申します。普段は「オリガミデバイセズ」というサークルでUSB充電本を作っております。
本催事の開催経緯について、お話しさせてください。

2018年4月22日は、UDXで「技術書典4」が開催されます。技術書典さんは技術書を主としてお取り扱いになる同人誌即売会のなかでは特筆すべき規模となり、多くの参加者のみなさまで賑わう大きな催しものになりました。ただひとつ困ったことは、技術書典さんはサークル参加者・一般参加者ともにものすごい数になってしまい、会場をUDXに移しながらも結構な数が落選するに至るという現状があります。で、わたしも落選者のひとりです。

それだけならば「仕方ないよね」の一言で終わった話なのですが、当落通知が出た当日に「裏書典(当時の仮称)」という催事を考え付いたひとがいました。技術書典の主催団体さんとは全く別の人たちが、技術書典4落選者を中心に募集を掛けて別の即売会または別のイベントをやろう、というものでした。

うまく行くかなあ、でもどうせなら手伝ってみようかな、と思い参加表明をしたところまではよかったのですが、この「裏書典(仮称)」の開催に全くの第三者がわりとむちゃくちゃな異議を唱え(その中心となったのが、やはり技術書典とは何らの関わりもないはずの「文学フリマ」代表者の望月倫彦氏でした)、「裏書典(仮称)」はあえなく吹き飛んでしまいました。

ここに至るまでのもう少し詳しい経緯についてはまた別の機会に喋り倒そうと思いますが、それはそれとして、わたしはサークル参加者としての行き場を二度失う形になってしまいました。

幸いなことに、別の日程では「秋コレ(2月25日・秋葉原UDX)」「おもしろ同人誌バザール(4月1日・JR大崎駅南口)」などが予定されており、わたしもそちらはそちらで参加する予定です。

それはそれでいいんです。ですが、一度卵から孵ろうとするチャンスがありながら吹き飛ばされた企画があり、そこに一度は乗ろうとした以上、わたしはそれを放り出すことができませんでした。4月22日の秋葉原で、どんなに小さくてもいいから同人誌即売会をやれないものか、と。

お待たせいたしました。おかげさまで、ようやく形になりました。


自分たちの居場所、つまり「技術書を書く人、読む人の交流の場」を作りたいという前提がありましたから、「技術書」がある場所、それを「話せる」場所、「人伝に知ることが出来る」場所から、「技書話人伝」と名付けました。

「技書話人伝」は近年の同人誌即売会としては相当簡素なかたちで開催します。募集スペース数は若干数とし、申込手続はメールのみ。参加費支払いは当日払い。郵送発送物なし。他の催事団体さんに比べれば、わたしがやっていることはないない尽くしでありましょう。ただ、同人活動は、何か大掛かりなものを用意しなくても出来る形があるはずだ、というのは、「オリガミデバイセズ」としてこれまでやってきた理由のひとつでもあります。今回もあまり肩の力を入れず、出来る範囲のことをやらせていただければと思います。

規模の大小は別として、自分の場を用意できて、それが同人誌の頒布・交流の場として機能し、そしてそれが無事に終わることを、ミッションといたします。なので、ほかと比べてしまうとあまりたいしたおもてなしはできないかもしれませんが、もしよろしければ、「技書話人伝」にもお立ち寄りください。よろしくお願いいたします。

そして、本件に際し「手伝うよ」と言ってくださった方に、この場を借りて深く御礼申し上げます。


2018年2月17日 「技書話人伝」代表 ktgohan